(上左) オウナガイ(Conchocele nipponica) (上右)シナノホタテ(Mizuhopecten tryblium)
これらのほか、ナガシロウリガイ(Calyptogena nipponica、カガミガイ(Dosinia属)、マテガイ(Solen属)、ナミガイ
(Panope属)、腕足類(Hemithyris属)および(Terebratalia gouldi)、タマキガイ(Glycymeris属)、オオノガイ
(Mya japonica)などを多産する。
これらの化石は下楡木化石動物群と呼ばれ、金沢の大桑(おんま)万願寺動物群に対比されていて、どちらかというと寒流
系の生物相であったと考えられている。
これらの軟体動物のほか、ステゴドン象の顎骨、鯨の脊椎骨・肋骨など大型哺乳類の化石も多数産出し、これらを戸隠
化石館で見ることができる。
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