スケールは1m |
急冷周縁部のガラス質の部分 |
丸子町内村川沿いの虚空蔵には町が天然記念物に指定した枕状溶岩の露頭がある。枕状溶岩とは海水中に流れ込んだ、または海底で噴出した溶岩が、海水中で冷却する際にいくつも枕を重ねたように固結するもので、枕状溶岩の存在は海底で火山活動があったことの証拠になる。 ここの露頭では70~80cmの円形または楕円形をした暗緑色の玄武岩が積み重なっている様子が観察される。また、下に別の枕があると、その上に重なる溶岩の両側は下に垂れ下がった形になり(写真のハンマ-の上の岩体)、これを使って地層の上下判定ができる。 |